2018年9月8日土曜日

友の墓前にて (※FF14 二次創作)


<注意>
FF14の二次創作です。
ネタバレを含みますのでパッチ3.0代未クリアの方は閲覧をお控えください。
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<間>






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ある晴れた日の明け方。

「よぉ」
俺は積もった雪を無造作に払いのける。周囲には誰もいない。
「遅くなっちまったな」
言いながらワインを供える。
「相棒がアラミゴを解放したぞ」
「フン…忌々しいぜ。ヤツの置き土産が絡んでやがったんだからな」
自由の身になった一方で竜の眼の気配が感じられずに苦労したもんだ。
「安心しろ。ケリはつけておいたさ」

「……相棒はまた成長していたぞ」
「相棒だけじゃない。アルフィノもな。めげていた頃とはまるで別人だ」

「……相変わらず"坊っちゃん"だったがな」
魔槍を見ながら言う。こいつで帝国のパイプラインを破壊したことを思い出しながら。
まだ詰めの甘さは残るが、今後さらに経験を積んでいくことでそれも無くなっていくのだろう。それこそあの時の薪拾いのように。
当時の出来事をきっかけにこれまでの出会い、別れ交差が脳裏を駆け巡る。

「...俺としたことが感傷的になってしまったか」
気が付けば日の出に差し掛かろうとしている。そろそろ退散する頃合いか。
「じゃあな。また来る」


§ § § § §

「おや。私が一番乗りかと思ったが先客がいたようだね」
墓の様子が普段とは少し違っている。であれば彼だろう。

今日は多めに食事を用意することにしよう。
いつもより長い夜になりそうだ。

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