2019年6月25日火曜日

トゥルーライズのマーヴ6について

1994年に公開された映画で、監督:ジェームズ・キャメロン、主演:アーノルド・シュワルツェネッガーの「トゥルーライズ」という私がとても好きな作品がある。
そして未だにBD化されていない。なぜだ。

それはさておき、この映画でシュワちゃん演じる主人公のハリーが敵(深紅のジハード)に捕まった際、敵が所持する核が本物であることを証明するためにその説明をさせられるシーンがある。
そのセリフが以下だ。
「最新のコーヒー沸かし機」

違った。こっちじゃない。

「ソ連製のMIRV6だ。SS22N弾道ミサイル用。弾頭には14.5kgの濃縮ウランが詰まっていて、プルトニウム起爆装置付き。1個の破壊力は30kt(キロトン)」

さて、このセリフの以下の5つについてどういうことなのか調べてみた。
 "ソ連製の①「MIRV6」だ。②「SS22N弾道ミサイル」用。弾頭には③「14.5kgの濃縮ウラン」が詰まっていて、④「プルトニウム起爆装置付き」。1個の破壊力は⑤「30kt」"

核兵器に詳しい訳でもない素人の付焼き刃なので理解が違う部分もあるだろうが許容して頂きたい。
  • ①MIRV6
MIRV6という単語でヒットするものはないので、これ自体は実在の兵器ではなく映画上の架空の兵器だろうが、その元は間違いなくMIRVだ。

MIRV(Multiple Independently-targetable Reentry Vehicle)というのは、多弾頭独立目標再突入体のことで、これは「ひとつの弾道ミサイルに複数の弾頭(一般的に核弾頭)を装備しそれぞれが違う目標に攻撃ができる弾道ミサイルの弾頭搭載方式」のことであるという。 「6」の解釈については、MIRVの第六世代型というよりは、核弾頭搭載数が6のMIRVであると考える方が自然なので勝手にそういうものとして考える。
要は、MIRV6は一発撃てば6か所に核を落とせる核ミサイル兵器ということだ。

  • ②SS22N弾道ミサイル
SS22Nとは何のことだろうか。地理的な記号かと思ったが自分の知識には存在しなかったしWebからもそれっぽい情報は出てこなかった。
DVDでは日本語音声が2つ収録されていて、玄田哲章版で見ているが、菅生隆之版では以下のセリフとなっている。
「ソヴィエト製MIRV6だ。SS22Nで発射する。弾頭には14.5kgの濃縮ウランが詰まっており、プルトニウムで起爆する。破壊力は考証30kt。」
どうでも良いが、菅生版では、SS22を"エスエスニジュウニエヌ"、玄田版では"エスエスニーニーエヌ"と発音している。
と思って日本語字幕をONにしたら以下のように出て来た。
「ソ連製のマーヴ6だ 発射装置はSS22N。」
解決した。SS22Nというair launchだった。
アメリカ国防総省の識別番号がSS-N-22なのでおそらくそれをもじった核弾頭発射装置を示す識別番号なのだろう。



以下3つは関連性があるのでまとめて記述する。
  • ③14.5kgの濃縮ウラン
  • ④プルトニウム起爆装置付き
  • ⑤30kt
まず、「④プルトニウム起爆装置付き」について。
原子爆弾は構造上の違いでは二種類に分けられる。
 - ガンバレル型(例:広島に投下されたリトルボーイが)
 - インプロージョン型(例:長崎に投下されたファットマン)

ファットマン以降の原爆のほとんどはウラン原爆のインプロージョン型となる。
メインは濃縮ウラン、起爆装置としてプルトニウムなので、構造上の話であると考えられる。

次に威力となる「⑤30kt」 だ。
核の威力は、J(ジュール)で計算されることもあるが、大抵はTNT火薬1tを基準に語られる。キロトンはkt。つまり、1kt=TNT火薬1000トン分の威力ということだ。
つまり、「⑤30kt」とはTNT火薬30,000トン分の威力ということになる。
ちなみに、広島投下のリトルボーイは15kt、長崎投下のファットマンは22ktと言われている。

最後に「③14.5kgの濃縮ウラン」だ。ここは自分が一番知りたかったことなのでもっと正確に書こう。
  • 「③14.5kgの濃縮ウラン」が破壊力30ktであることの妥当性
単純に原爆としての威力はリトルボーイが15kt、ファットマンが22ktであることは既に述べた。ファットマンはウラン原爆ではなくプルトニウム原爆であり、リトルボーイはウラン原爆である。核兵器の威力は起爆に使う通常弾薬等も含まれるが主たる部分は核融合のエネルギー量であるので、リトルボーイでどれくらいのウランが反応したのかで計算できるはずだ。

Wikiによると、リトルボーイのウラン積載量は約65kgであるが、そのうち核分裂反応を起こしたと推定されているのは1.38%の約876.3gであるという。
それで15ktの威力(5.5x10^13ジュール)だ。30ktの威力ということは単純にウラン換算で倍の1.8kgくらいが格分裂を起こすということになる。14.5kgのうち1.8kg、12.4%が反応すれば良いことになる。
インプロージョン型の場合、ガンバレル型よりも反応精度が高いが、一方でブースターを搭載しない場合は5分の1程度、つまり20%ほどしか反応させることができなかったようだ。

プルトニウム起爆装置については、あくまで起爆装置であるならば核出力の主ではないと考えられるが、一方でプルトニウムはも十分な核エネルギーとなる。
仮にプルトニウム1kgだとしよう。これを原子数に換算すれば 2.58x10^24なので、それが全て反応すれば80TJのエネルギーとなりTNT換算でそれは19ktにもなる。勿論反応率100%ということはあり得ないが、ファットマン同様の20%の反応率だとすればその破壊力はおおよそ4ktにもなる。...はずだ。
とはいえ起爆装置としてプルトニウムをどの程度使うのがセオリーなのかは知らないので何とも言えないが...。

まぁ結局は反応率次第ではあるが、仮に10~15%程度だと考えれば30ktというのは控えめに見た場合で、まぁ妥当なラインと考えられる。

なので、単純に「③14.5kgの濃縮ウラン」が破壊力30ktであることだけの話であれば妥当であると言えるのではないだろうか。そう。あくまでこれを”原爆”としてみた場合は。


というのも、映画で登場する核弾頭は航空機から投下される核爆弾ではなく、弾道ミサイルに搭載される核ミサイル弾頭だからだ。
映像としても円錐形状で登場している。弾道ミサイルに搭載する落下速度はマッハ20以上に達するという。そのため、円錐でなければ衝撃波に耐えられないらしい。
※弾道ミサイルに搭載する核弾頭の入った容器を再突入体と言う。大気圏を出て宇宙空間に行き、また大気圏に突入して目標地点に落下するためそう呼ぶらしい。

MIRVを用いた再突入体が登場するということは、これは核は核でも原子爆弾ではなく水素爆弾であるということになる。1960年代後半に開発されたMIRV用弾頭のW68は既に水爆なのだ。
水爆は基本は二段階で起爆する。プライマリーとして最初に原爆を起動し、その高温・高圧によって、セカンダリーの水素同位体(重水素、三重水素)を核融合させることで原爆以上の破壊力を生み出すことができるというのがその理論だ。

であれば、水爆の核出力はセカンダリーの重水素、三重水素の核融合部分になるはずなので、単純にプライマリー部分がプルトニウム起爆を行う14.5kgのウラン型であるというくらいの意味合いということになる。ただ、それは上述の通りプライマリーのウランだけで30ktの威力が出ると思われるので、セカンダリーの水爆の出力を考えれば当然それ以上となる。
アメリカが1970年に生産したW62(MIRV用の弾頭)で170ktである。これ以降は核出力が増えており、最新のW88では最大475ktにもなるようだ。
もっと古いものであれば、アメリカでMGM-1に搭載されたのW5核弾頭なんかであれば核出力20ktと映画の核弾頭威力に近付くが、これは運用開始が1953年だ。
映画で登場する核弾頭が軍事技術がソ連/アメリカより劣る別の国で生産されたものであるならともかく、ソ連製のMIRV6だという言っている。さすがに映画の時代背景はそんなに古くない。それを思うと、水爆で威力30ktは単純に小さ過ぎるように思える。

よって、「③14.5kgの濃縮ウランが破壊力30ktであることの妥当性」は、プライマリーの威力としては妥当だが、セカンダリー含めた水爆全体の威力としては小さすぎるという結果になる。

さて、素人検討ではあるが一応結果は出たがここから何かを主張するつもりはない。
調べてみた。それで終わりである。

当然、映画に対してイチャモン付けようとかそういうつもりは毛頭ない。
むしろ、アクション映画で原爆と水爆の違いなんて眠気を誘ってテンポを削ぐ愚を犯すわけないので、限られた時間の中で、とにかくヤバイ核兵器を敵が持っているんだぞという説明を誰にでも伝わる最低限のセリフで表現していることが脚本良さを表している。

原爆と水爆の違いを詳しく知っている人間は割合としては多くはないかもしれないが、それでもプルトニウムや濃縮ウランという単語を知らない現代人はいないしそれが原爆に使われていることを知らない現代人もいないからだ。

今なら尼で1000円でDVDが買えるので、おひとついかがだろうか。勿論、手を滑らせてコマンドー(こっちはBDが出てるよ)も買ってしまうこともあるだろうが、それは誰しも経験があることだろう。
あ、そうそう。敢えて一つ主張させてもらえるならば、BDの発売を...どうかお願いしたい。


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アウトプットが大事とはよく言うけど、実際に文字で書いていくにつれ、理解が非常に浅いことに気付かされるものだ。なので、この記事を書くために本を読み返したり、あれこれ調べている間に合計でトゥルーライズ本編が6週目に突入してしまった。

2019年5月6日月曜日

FF14プレイ環境の変更を検討した ~未完~

検討した!完!とはいかなかった。

■グラボ購入
FF14をPCでプレイするにあたり、自分の用途に最適なグラボ(or 次世代PS)は何かを検討してきました。
これまでの検討結果として、自分の用途ではGTX1660Tiがベストだという結論に至ったわけですが、このたびついにRTX2060を購入致しました。

検討結果と違ぇじゃねーかボケェ...。

まぁこれは単純にGTX1660TiとRTX2060の価格差が大きくなかったことが理由です。


現在のGTX1660Tiの価格は、3.3万円~4.2万円くらいの範囲です。各メーカーモデルを平均すると3.5万円くらいです。GTX1660Tiは余り価格がバラけていません。
一方で、RTX2060は3.8万円~5.5万円くらいです。4万円台後半のモデルはOCモデルだったりするのでそれを除外すると4.2~4.5万円くらいです。
GTX1660Tiの最上位モデルよりも、RTX2060の通常モデルの方が性能が良く、しかも数千円の価格差であればRTX2060で良いよねという判断です。

ちなみに自分が必要とする環境を一切無視して価格差だけを見た場合、RTX2060と廉価モデルのRTX2070でも2万円近くになるのでそっちに手が伸びることはなく。


■FF14紅蓮ベンチ
せっかくなのでFHD/最高品質でベンチを取りました。
・CPU:Intel Core i7-8700
・メモリ:16GB

→ 結果:16413

4gamers様などの企業が実施するベンチ環境は、使用CPUが限定版i7-8086Kやi9-9900Kとかだったりしますし、余計なボトルネックが発生しないベンチ用マシンで実施しているようです。その環境で17000~18000くらいなので、そっからどれくらい落ちるだろうという不安もありましたが中々どうして健闘しています。


■FF14 5.0の推奨環境予想


FF14のパッチ5.0のベンチは遅れているようで、吉p散歩で「5末までには...」という発言があったようですね。
 
5.0で必要/推奨スペックは上がるとは思いますが、過去の吉pの発言と、32bit版OS/Directx9をサポート対象外とするという公式発表を見る限り、メモリ周りを増やす対応が主になるんじゃないかなぁと思うんですよね。
ハウジングの設置オブジェクト数とかメモリ周り関連する要望がかなり出ているようですが、当然そのメモリ制限は32bit版PCに応じた数値になっているはずです。
PS4はメモリ8GBで、メモリバス帯域幅が176GB/s(PS4 proなら218GB/s)なので、メモリに関しては実はGTX1060相当のスペックがあります。

つまり、足を引っ張っていた32bit版OSをサポート対象外とするということはそういうことなのだと思われます。
とはいえ、いきなりパッチ5.0でメモリをガンガンに使う訳もなく、5.xを通じて徐々に増やしていくのだと思いますが、そのための素地に手を入れられるのは今回の大型パッチを於いて他にはありません。



なので、GTX1050Ti/2GBは、もしかするとGTX1060/3GBすら推奨範囲から外れて、推奨グラボはGTX1060/6GB以上なんてことになるのではないか?なんて思う訳です。


■ディスプレイ
さて、今さらパッチ5.0の推奨環境予測を持ち出した理由ですが、RTX2060を使用した場合、紅蓮であればWQHDで49~78fps、FHDで58~114fps出るようです。
あくまで企業様スペックでこの数値なので自分のPCでは今回のベンチ結果同様に1割程度落ちると思いますが、パッチ5.0で推奨環境GTX1070以上なんてことはないだろうと踏んでいます。
であれば、RTX2060を使用するのにFHD/60Hzのディスプレイでは持て余してしまうということになります。それは勿体ない。

とすれば、FHD/120Hz~144HzあるいはWQHDディスプレイが欲しいところ。
一方で、TVを6月発売のREGZAに買い替える予定なので、それを使えばFHD/120Hz、WQHD/60Hz(4K/60Hz)のディスプレイ代わりに使うことができます。

今、FHDディスプレイを2枚使用していますが、DisplayPort(以降DP)とHDMIそれぞれで接続しています。
PCと新REGZAを接続する方法はHDMI接続だけです。また、今回自分が購入したRTX2060のI/FはDPx3、HDMIx1(メーカー/モデルにより異なる)なので、HDMIで接続しているディスプレイを使い続ける場合は毎回ケーブル切り替えが必要になってしまい面倒です。
ということで、DP接続できるWQHDディスプレイを購入するのがベスト。

RTX2060の性能を活かすにはWQHD/60HzまたはWQHD/75Hzのディスプレイがあれば良さそうですが、上述の通り、自分のPCでは78fpsは出ないでしょうし、TV使用時とPC使用時でプレイフィールが違うと困るのでWQHD/60Hzの通常のディスプレイがあれば十分。
音響関係でサウンドバーの記事も書きましたが、REGZAにサウンドバーがついてくるのでそちらもクリア。
ということで「検討」は完了し、後はWQHDディスプレイを購入したら環境は全て揃います。


そんな中、FF14推奨モデルとなっているI/O DATAのディスプレイがちょうど良いだろうと目星をつけていたところ、GW中にAmazonの在庫がなくなりました。
ディスプレイ購入までしてFF14プレイ環境日記完結としたかったけど、まだもうちょっと続くんじゃ。

2019年3月22日金曜日

GTX1060 6GB以上でのリアルタイムレイトレーシング対応(4月)


■GTX1660の価格

前回の記事でGTX1660の初値を3~3.5万円くらいと予想していましたが、各メーカー概ねそのくらいの価格でしたね。
NVIDIAのMSRPは高い訳ではないので、あとは日本市場の問題ですが税込みで3.5万円を超えるうちはちょっとコスパが悪いかなぁという気もします。

とはいえ、GTX1660Tiとの価格差が約5000円で、今や3万円を切るGTX1060との差別化もあるので、値下がり幅は大してないだろうと思われます。
そのため、買い替え需要の場合はもう1年くらい待って3万円切りを狙うという手もありますが、そうでないなら機会損失も考えてさっさと買ってしまうというのも悪くはない。

■第一候補はGTX1660Ti
自分の場合は、勿論FF14の拡張5.0の推奨スペックを確認した上での最終判断となりますが、GTX1660Tiを買うことになると思います。
どのメーカーのどのモデルを買うかは未定です。

RTX2060、GTX1660Ti、GTX1660は価格帯が近いので、GTX1660Tiの上位モデルの価格がRTX2060の下位モデルと同じくらいということもあり、実際の購入時期の価格を比較しながら決めることになりそうです。



■GTX10606GB以上でのリアルタイムレイトレ対応
日本語記事は以下のPC Watchの記事で確認できます。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1175561.html

↑によると、新世代のGTX1660Ti/GTX1660、旧世代ではGTX1060 6GB以上がレイトレ対応されるようです。
これはDXR(DirectX 12の機能)での対応であり、配布されるドライバさえいれてしまえばそのまま対応ゲーム内でレイトレが実行可能になります。とはいえ、RTシリーズの性能には敵わないのでエフェクトやレイの数は減らした状態になるようです。
PCとPS4に対応したゲームなんかでは、PS4スペック向けに処理負荷を下げてフレームレートを安定させるための調整が行われますが、そんなイメージでしょうかね。


本件について、以下の対応ゲームが挙がっていました。
・Metro Exodus
・Shadow of the Tomb Raider
・Battlefield V


2019年3月13日水曜日

GTX1660のスペックと価格(リーク情報)

GTX1660のリーク情報です。

GTX1660Tiに続き、GTX1660が3/15(金)に発売らしいです。
既に発売されたGTX1660TiはGTX1070相当の性能です。

さて、GTX1660はどれくらいの性能になるのでしょうか。

■スペック
リークされたスペックは以下の通り。
比較のためにGTX1660TiとGTX1060のスペックも入れときます。

項目/モデル GTX1660Ti GTX1660 GTX1060
CUDAコア数 1536 1408 1280
ベースクロック 1500MHz 1530MHz 1506MHz
ブーストクロック 1770MHz 1785MHz 1708MHz
メモリ GDDR6 6GB  GDDR6 6GB  GDDR5 6GB 
メモリクロック 12Gbps 8GBps 8Gbps
メモリ帯域 288GB/s 192GB/s 192GB/s
MSRP $279/s $229/s --


スペック数値的にはGTX1660の性能は、GTX1060とGTX1070の間、GTX1060の10%~15%程度上の性能ということになりそうでしょうか。
 おや、1月に出た情報だとGTX1660のCUDAコア数は1280だったような...?
とはいえ、新世代と旧世代の世代間差異において、CUDAコア数のような分かりやすいところを増やさないとGTX1060とGTX1660でアーキテクチャがPascal⇒Turingに変わったことしか訴求できません。
しかし、アーキテクチャが変わるのは開発側にすれば凄いことですが、ユーザーからすればそんなことは知ったこっちゃありません。ユーザーが求めているのは実際の性能です。
数値として現れないなら値段も下がっているGTX1060で良いよね、というユーザー心理になるのは必定。

NVIDIAは既にGTX10系で捌けないであろう分を既に決算で計上しているので、GTX1060の在庫を捌くよりは新世代グラボの販売に重点を置いているはずです。
であれば、コスパについてシビアに検討せざるを得ないミドルロー価格帯購入ユーザーに買い替えを促すためにも、単純にCUDAコア数を増やすというのは頷ける処置のように思います。


■価格
上述の表に示した通りGTX1660のMSRPは$229で、GTX1660Tiよりも$50安くなっています。
世代間差異をCUDAコア数でつけた分、GTX1660TiとGTX1660のモデル差異の比重はメモリに置かれていますが、スペックと価格のコスパ比がどうなのかは各ゲームのベンチ結果が出ないことには言いづらいところもありますね。
まぁ、自分が目指すゲーム環境を明確にした上で決めるのであれば、GTX1660でもGTX1660Tiでも、他のRTXシリーズでも後悔はしないと思いますけどね。…RTX Titanお前は座ってろ。

さて、MSRP$229なので、日本での初値は3万円~3.5万円くらいでしょうか。
ここから価格がこなれて現在(2019年3月)のGTX1060(6GB)の販売価格である3万円を切るくらいが買い時かもしれません。
なお、GTX1660のGDDR5 3GBメモリ版も出るそうなので、NVIDIAとしてもGTX1060と同じ路線で売っていくのだと思います。
単純にGTX1060と同じような価格で同じような性能のグラボが出るという見方をして良いでしょう。
GTX1660Tiの価格帯だと実売3.5~4.5万円になるので、端数効果使って\37,980と表示されてもうーん...となりますが、GTX1660の価格帯であれば実売\29,980のように頭の数値を減らした端数効果が使えるのでその分購買意欲を刺激し易いように思いますし、GTX1060の在庫が一段落したら売れ筋になっていくんじゃないでしょうか。

関係ないけど「\29,980」で販売とか言っといて実は税抜き価格でしたってやつ、騙された気になりません? \1,080(税抜き)という表示を見たときとか。


■GTX1660は誰向けグラボ?
FHDディスプレイで普通にプレイできる環境があれば良くて、なるべく安く揃えたい人向け。特に、GTX970等の旧々世代グラボの使用者やGTX1050Ti使用者で、画質を落とせば使えなくはないけどちょっとスペックが厳しくなってきたなぁという人の買い替え需要に適しているように思います。
とりあえずPCゲーム始めたいので大体のゲームの推奨スペックを満たすグラボが欲しい入門者向けと言えるかもしれません。
今使ってるGTX980やGTX1060が壊れたので、同等性能品と交換したいって人とか。
⇒ ただ、ニーアオートマタ(PC版)のように、GTX1070を推奨する重いゲームもあるので事前にプレイしたいタイトルが分かっている場合は推奨グラボの調査は必須です。


あと、GTX1660でもGTX1060でも、3GBモデルは辞めといた方が良いと思います。


2019年3月3日日曜日

FF14プレイ環境の変更を検討する ~音響編~

現在、FF14をPS4 pro/TVでプレイしています。

さて、昨今のTVは薄型/省スペース化が進んでいます。狭い日本の住宅事情ではありがたいことです。
しかし、何事も表裏一体。物事には2面どころかもっと多くの面が存在するように、これを「音」という観点で見た場合、これはどう頑張っても音響のための物理空間が確保できないということであり音質とのトレードオフの関係にあることが見えてきます。


PCを使うときにディスプレイで音を鳴らすなんてことはせず、別途スピーカーを接続するのが当然な訳ですが、どうせならTVでも同じように音響設備を整えたいなぁと思うようになりました。

金をかけないなら適当な2chスピーカーをつなぐだけでも良いのですが、せっかくやるならそれなりの環境にしたいのが人情と言うものです。一方でヘッドフォンは好きではないので必要がなければ使いたくありません。
となると選択肢としてサウンドバー 、オーディオシステム、ホームシアタースピーカー、まぁ呼び方はどうでも良いのですがその類が候補となります。

現在、TVはTV台に設置して使っており、今後壁掛けにする予定もありませんし、TV台自体も広くはありません。そのため、サブウーファー一体型のサウンドバーの導入が自分にとって最善かと思われます。

エントリーモデルであればサラウンド対応のYAMAHAのYAS-108のコスパが非常に良さそうです。しかし、調べると一つ前のモデルであるYAS-107でFF14をプレイしたがお話にならないレベルだったという情報もあります。
とはいえ、サウンドバー一体型のモデルとなると、他はYRT5600(18万円くらい)しか選択肢がありません。さすがにこれは手が出ない...。
低音厨な私はPCスピーカーとしてBOSEのCompanion20を使っていることもあり、BOSEの「Solo 5 TV sound system」も候補には挙がりましたが、これはそもそもサラウンド非対応です。


とまぁ、色々候補を探してはみるものの、結局これというものも見つからず長らく放置していたのですが、そんな中、FF14推奨のパナソニックのサウンドバー「SC-HTB01 」が発売されました。

Panasonic SC-HTB01

外観は約430×52×130mm(突起部除く)、重量は1.8kgということで他の商品に比べてかなり小型化されているような気がします。


じゃぁ中身はどうなんだ?ということですが、開発にあたりFF14のサウンドディレクターである祖堅さんと、効果音等のサウンドデザイナーである絹谷さんが開発に協力をしています。
そのインタビューが以下の2記事で掲載されていますが、かなり本気度が伝わってきます。祖堅さんはPrimals活動にローソンのからあげクンコラボだったり本件製品開発協力だったりと最早本業が何か分からない活躍っぷりです。

4Gamerのインタビュー記事は以下です。
「パナソニックのFFXIV推奨サウンドバー「SC-HTB01」で,スクエニのサウンドチームは何を監修したのか。祖堅正慶氏ら両社のキーパーソンに話を聞く」
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20190209001/

パナソニックの記事が以下。
https://panasonic.jp/viera/digital_fun/diginata_ff.html?utm_source=twitter&utm_medium=cpc&utm_campaign=201902_va_viera_ME_E_TW&utm_content=201902_va_viera_ME_E_TW_diginata_01


上記のインタビューを読むと分かりますが、Dolby Atmos、DTS:X、DTS Virtual:Xに対応したサウンドバーであることのみを起点とした規格対応の製品を出したという訳ではなく、ゲーム特化の調整をした珍しい(というか初?)のサウンドバーのようです。

モードは以下の3つで、ゲームのジャンルに応じて選択できるようになっているようです。

・RPG(FF14で調整)
・FPS(CoDで調整)
・ボイス強調

インタビューでは、ニアフィールドでの検証は60~80cmということなので、PCでFF14をプレイしている人にも良さそうです。ただ、余りに視聴距離が近い(40~50cm)場合はサラウンド感が大幅に崩れてしまうほどではないだろうが保証はしないとのことなので、自分のプレイスタイルにおける視聴距離は把握しておいた方が良いでしょう。


以下はAV Watchのレビュー記事です。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/1170306.html

FF14とBIO RE:2で製品レビューを行っています。
インタビュー内容とレビュー内容から、例えばメイン用途がゲームではなくて、「広いリビングでゆったりソファーに腰掛けながら映画を見る」ような視聴距離を取るスタイルであれば他の製品の方が良いのかもしれません。
ただ、私のようにTVを使ってゲームする人の視聴距離って1.5~2mくらいになると思うんで、むしろPCゲームユーザー向けな製品である気もします。


以下は、私の個人的な感想ですが、サブウーファーを必要としない一体型のサウンドバーで、新しいサラウンド機能(※)に対応しており、さらにBluetoothによるワイヤレス接続ができてそれなりの価格という製品というのは他にはありませんでした。

※私が新しいサラウンド機能と言っているのは以下を指しています。
・Dolby Atmos
・DTS:X
・DTS:Virtual
DolbyとDTSは別の団体(企業)です。
DTSの方が圧縮技術によりビットレートが高いとか規格的な違いがあったりはしますが、要は、DolbyとDTSどちらのサラウンド規格にも対応しているということです。

・Dolby Atmosでは、Dolbyの従来規格では前後左右の平面上の動きのみだったのが、これに上下(高さ)方向の表現を可能にしています。
・DTS:X/DTS:Virtualでは、ミキシング方式の組み合わせにより、音の定位を前方・左右・後方に加えて、高さ方向の音場もバーチャル3Dサラウンドで再現できるようになりました。


肝心の価格ですが、定価は44,880円です。
しかし、発売から少しずつ値下げが続いており、今はショップによっては36000円台買えるようです。
価格帯が3万円台前半まで下がれば単純に大本命です。
ただし、こういう第一世代モノにはそれ特有の懸念事項があるので、店舗で試聴したり操作感を確かめるのが大事。後継機ならフィードバックが盛り込まれたものになるので余り気にせず買ってしまえるのですが...。
ヒカセンがこぞって製品を買い求めてメーカーが採算取れるやんけ!と判断してくれたらもっとバリエーションが出るかもしれませんが、後継機が出ないことも往々にしてあるので、どこかでタイミング見て買いたいところです。
TVを買い替えるついでに一緒に買ってしまうのが良いかもしれないなぁ。

2019年2月25日月曜日

同メーカーが同モデルのグラボを複数Edition出していることについて

GTX1660Tiが発売されました。

新しめのゲームでは若干上回るようですが、ベンチ性能はGTX1070と同等です。

価格はどうでしょうか。
MSRP279ドルなので、4万円程度かと想像していましたが、実売初値3.6万円~4.5万円のようです。
RTX2060が4.5万円~6万円です。
相対的には差額1万円をどう見るかというところでしょうけど、そういう見方をしてしまうと「自分の求めるゲーム環境」という本来の目的を見失うのでやめましょう。


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では、一言でまとめようとしたけど言葉が見つからずに諦めた記事タイトルについてです。

Nvidiaのグラボ。
今日まででRTX2080Ti~RTX2060、GTX1660Tiが本家含めて色んなメーカーから発売されている訳ですが、同じメーカーで同じモデルを複数Editionを出している場合があります。
例えばASUSのRTX2060は、現在4種類出ています。価格差も1万円くらいに及びます。
こいつらは何が違うのでしょうか?どういう選び方をすれば良いのでしょうか。という話です。
勿論、発売時期が違うだけでリネームしたEditionという訳ではありません。
この価格差は、OC可否、クーラー性能、基盤サイズ、耐久性、メンテナンスのし易さなどによるもの(らしい)です。※異なる利益率も含まれるでしょうが、外からは知りようがないのでそれは考えません。


例えば、基盤サイズ。
デスクトップ小型ケースを使っていたりする場合、ケースが小さければグラボを追加/交換しようにも物理的に入りません。

一方で、基盤サイズが大きければトリプルファンとかで冷やすこともできますが、ショート基盤でファンを3つなんて付けられないので別の工夫が必要になったり、あるいは単純にその分冷えにくくなります。
この「冷えにくくなる」というクーラー性能は、そのままグラボ性能にも影響を及ぼします。簡単に言うと冷えにくい=グラボ本来の性能を出せなくなる(機会が増える)からです。
熱の影響は特にハイエンドモデルで顕著になってくるので、ハイエンドモデルはクーラー性能がとても重要になってきます。最近は水冷モデルのPCも普及し始めていますね。とはいえお気軽に買い替えるかーという値段ではありませんが。
とはいえ、グラボをぶん回せば(負荷が高まれば)、グラボは熱を発して高温になります。
物理的に基盤が高温になり続けると当然基盤がダメージを受けて壊れてしまいますので、そうならないように冷やさなければなりません。
じゃぁPCの設置環境やクーラー性能により、メーカーが規定する温度にまで冷えなかったらどういう動作になるのでしょう?そのままグラボが壊れるまで高負荷/高温が続くのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。(勘違いする人が多いですが)
この時は、グラボの処理負荷を下げる(処理性能を落とす)ことで冷やそうとします。グラボが冷えないままなのに高負荷のまま動作し続けるなんてことはありません。
ユーザーから見た場合、例えば60fpsで既にクーラー性能が追いつかないとしたらゲームが60fps⇒50fps⇒40fpsと性能が落ちていくように見えるでしょう。




じゃぁどのメーカーのどれが一番コスパが良いのか?
そんなものは知らん
計測のしようがありませんし、メーカーは自社に都合の良いことしか言いません。しかしメーカーにはアンチも競合他社もいます。今のネットにあるのはアフィとダイマとステマばかりです。

最終的には試すしかありません。自分の運を。


メーカーが異なれば基準が違うので比較は無理ですが、同じメーカーであれば目安を付けることはできるかもしれません。

以下のアスキーのASUSインタビュー記事では、ASUS内でのRTX2060における各Editionの位置付けがあり分かりやすいかなと思います。

ASUSの技術宣伝も入っていますが、どのEditionがどういうタイプのユーザー向けかというのを認識しておけば今後の選択の際に役に立つのではないかと。
 「ASUS本国の“中の人”に聞く! GeForce RTX搭載グラフィックボード詳細解説」
http://ascii.jp/elem/000/001/809/1809318/

>「ROG Strix」は弊社のグラフィックボードにおける最上位シリーズです。ベストな冷却、Aura SyncによるRGBライティングなど、すべてが揃っているフラッグシップモデルですね。「TURBO」はより特殊なフォームファクターで、いわゆるNVIDIA純正の「Founders Edition」に本体サイズを近づけています。GPUクーラーのファンも外排気ですし、SIなどの省スペースで冷却効果を出すような用途向けと言えます。「DUAL」は、ほかの製品と同様に良好な冷却パフォーマンスを求める方、そしてRGBライティングが好きではない方向けです。「No RGB!」という人(笑)。

そんなピンポイントな人はとっとと選んでそうですが、ASUSのRTX2060買おうとしている人で、ゲーミングPC(という名前が個人的には既に好きではないです)の光ってナンボ!みたい機能はいらないな...。
という人はDUALってことですね。ちなみにDUALは2月下旬現在、Amazonで5.3万円くらい。

2019年2月6日水曜日

FF14を始めて2年経ちました

別にアリクイに喰われた親族はいません。

私がFF14を始めたのは2017年2月5日ですので、プレイ満2年となりました。
まだまだヒヨッコですが、関係各位、今後ともよろしくお願いします。

ptimeは124日でした。これが多いのか少ないのかはよく分かりません。

~~
初MMORPGで、勝手が分からないまま進めた2.xの新生。
タンク、アタッカー、ヒーラーみたいなのは単語でしか聞いたことがなくて、初っ端はよく分かってませんでした。ドラクエの戦士をイメージしてアタッカー(FF14ではアタッカーをDPSと呼びます)だと思って始めた剣術士はタンクでしたね。

システムコンフィグをどうすれば良いとかも当然知らないので、HUDって何?ヘッドアップディスプレイか何かですか?状態でしたが色々調べたり教えてもらったりしてどうにか新生をクリアし、目を瞑ればHUDが思い浮かぶくらいには慣れてきた頃に念願のイシュガルドへ突入!
したと思ったらID護符である若葉マークが取れてしまい、「若葉の加護喪失!へっぽこヒカセンイシュガルドに堕つ」状態です。
おかげでちょっとレベルレやIDに行きづらくなり、バトルをせず完全ソロで完結するギャザクラに寄り道したら思いの外楽しくて1~2ヵ月ずっとそれだけやってたりもしました。
でもやっぱり早くFCメンに追いついて同じコンテンツに通いたくて、メインを頑張って進めたけど結局紅蓮開始には間に合わなかった3.x蒼天。
でも、竜騎士でやってたのもありストーリーは蒼天が一番好きですよ。

その後、紅蓮の4.0が終わってようやくメインがFCメンに追いつき、バトル用のサブジョブを開始したりサブクエをこなしたりと思い返すとFF14三昧の2年だった気がします。

振り返ると、ここまで続けてこれたのはFCに所属してFCメンと一緒に進められたという点と、ID等に野良で行ったときにご一緒した方が優しかったのが大きいように思います。
もし最初の慣れない・勝手が分からない状態で変な輩と一緒になってしまって、そこで責められたり、訳の分からないケンカを売られたりなんてことがあったらやる気がなくなり引退してたと思います。
現在の慣れている状態で、しかもそういう変なのがいると知った後であっても、実際そういう変な輩と一緒になった時はもう本当に気分が悪かったですからね。
今ならスッと運営に通報するだけでしょうけど、若葉の頃にそういうのに遭遇したらFF14というよりはMMORPGというジャンルをプレイすることがなくなるでしょうね。そしてゲーム業界も衰退していく訳です。


そういえば、2018年正月は仕事のトラブルで急遽帰省取り止めになってしまったのですが、餅つきリジェネマンするためにリムサをうろちょろしてたら、バッタリ吉p散歩に出くわしました。
慌ててスクショ取ったら何かボケた感じになって取り直そうとはしたのですが、後から駆けつけて来た人がどんどん吉ララを覆ってしまい、残ったのは悲しみだけでした。
吉ララ@タイタン(2018/01/08)


また、あいこめ(※)聴取会にも参加するようになりました。
タイタンサーバーでは毎週日曜22:00に砂の家前であいこめ聴取会を行っています。
※あいこめ・・・南條愛乃・エオルゼアより愛をこめて
   音泉または響ラジオステーションで配信されているFF14のラジオ番組です。

あいこめ聴取会は22:00ちょうどに各自あいこめを再生し、感想や突込みなどをFF14上で行うものです。旧2ch(今の5ch)やニコニコ等で金ロー見ながらコメント打ったりしてた人もいるかと思いますが、要はそれです。
別に何か気の利いたことを話す必要もなく、エモートするだけでも良いですし何なら話さなくても良くて、何かを強制するようなものではないです。怖くないので、もし興味ある方はお気軽にご参加ください。
たまに聴取会メンバーのイベントもあったりしますよ。

皆でつままれ聴取会(2018/02/04)



タイタンサーバーのあいこめ聴取会主催者 めっちゃ喜ぶの図(2018年7月8日)


FF14はバトルだけじゃありません。ハウジング(家)も麻雀もできる。
そんな中、Myメインコンテンツはグループポーズ。要は撮影機能です。
カメラのことは分からないので構図がどうとかは基本的なパターンしか知りませんが、グルポの機能だけでキレイに撮れるようになりたいなぁと思っているところです。
Photoshop等で画像加工をして...となるともはや別分野な気もするのでまずはグルポ機能を使いこなせるようにしたい。
twitterでもアップしましたが、お気に入りを以下に掲載。
占星

かかってきな、ぼうや



暗黒
竜騎士















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<修正>
2/6 19:20
乱文を全体的に修正しました。

2019年1月22日火曜日

【リーク情報まとめ】GTX1660TiとGTX1660

RTX2060発表前のリーク情報で、RTコア搭載しないモデルが出るというものがありました。

要は世間でGTX1160とかGTX2060とか言われていたものですね。それが、今回TwitterでGTX1660Ti/GTX1660なる名称でリークされたようです。
これまでの命名規約的に本当かなぁ?と思ったりもしますが、まぁ名称なんてのはどうでも良いのです。そもそもこのリークの真偽自体定かではありませんしね。
ちなみにリーク情報によると、NVIDIAの発表は2月とのことです。

で、このGTX1660Ti、スペック的にRTX2060からRTコアを除いたモデルかと思っていましたが、残念ながら(戦略上は当然と言えますが)CUDAコア数がRTX2060よりも少ないようです。


■CUDAコア数/メモリ/メモリバス
以下、性能の高いであろう順に並べました。
  • RTX2070   :2304 / GDDR6(8GB)    / 256bit
  • RTX2060   :1920 / GDDR6(6GB)    / 192bit
  • GTX1070Ti:2432 / GDDR5X(8GB) / 256bit
  • GTX1070   :1920 / GDDR5(8GB)   / 256bit
  • GTX1660Ti:1536 / GDDR6(6GB)    / 192bit
  • GTX1660   :1280 / GDDR5X(6GB) / 192bit
  • GTX1060   :1280 / GDDR5(6GB)   / 192bit
※RTX2060はレイトレ/DLSS機能及び、GTX1070Ti相当のベンチマークであることからGTX1070Tiより上位としています。


数値だけ見ると、GTX1660Tiは、GTX1060よりも20%ほど性能が高いと見ることができます。
単純にGTX1660Tiは、GTX1070相当のスペックになるのかな?と思う一方で、GPUプロセス16nm→12nmとGDDR5→6の違いが、CUDAコア数とメモリバスの違いを覆せるのかはよく分かりません。
上述の数値だけを見るとGTX1070の方が上に見えますが、その一方でベースクロック/ブーストクロック等が分からないので何とも言えない状態です。
もしかすると、GTX1060とGTX1070の中間に位置するスペックになるのかもしれません。
仮にGTX1070には達しないとすれば、FHD解像度での使用なら問題ありませんが、WQHD解像度で動かしたい場合はギリギリか足りないかというラインになりそうな気がします。WQHDで使用したり場合は、ゲームごとのベンチマークを確認した方が良さそうです。


■価格
価格については情報がありませんでしたが、これまでの慣例から予想すると、GTX1660TiはRTX2060より100ドル安いMSRP249ドルあたり。
GTX1660がそこから50ドル落ちてMSRP199ドルと言ったところでしょうか。

~~ 2/3 追記~~
GTX1660Tiは 2/15 2/22 発売で、MSRP$279。
GTX1660は、3月上旬発売で、MSRP$229。
そして、さらに下位のGTX1650が3月下旬にMSRP$179で投入されるらしいです。
となると、GTX1660Tiの日本実売初値は4万円くらいでしょうかね。 GTX1060(6GB)の価格推移を辿りそうな感じがします。
~~ ここまで ~~

■FF14のためにGTX1660Tiを買うか?
個人的な結論を先に述べると、FHD解像度ならあり、WQHD解像度では無し(あるいはパッチ5.0のベンチマークソフトの結果待ち)です。

私はFF14のためだけに購入検討をしている訳ですが、FF14は次回拡張のパッチ5.0でWindows 32bit 及び DirectX9のサポートが終了されます。
そのため、必要/推奨スペックが今よりも高くなることは必至です。現在パッチ4.x系のグラボ推奨環境はGTX970以上なので、単純にGTX1060が推奨になると考えて良さそうです。
※スペック比は、GTX1050Ti < GTX970 < GTX1060

現状、FF14ではキャラ描画数やハウジング等での設置数制限等、どうにかしてくれい!と要望が出ている状態なので、パッチ5.0ではそこらへんにもテコ入れが入るはずです。
そして、それらは当然VRAM使用量を増やします。

FF14以外のゲームでもVRAM使用量が多いゲームが増えていますし、今VRAM3GBのグラボを買った場合、次世代グラボ発売を待たずに「戦いについてこれ」なくなるのでは?という不安があります。

これらを考えると、"今出ている情報だけで考えたならば"という前提が付きますが、今の4.x系であればWQHDでも問題なさそうですが、パッチ5.xになった場合、GTX1660TiでWQHDはちょっと厳しいのでは?と思えます。
じゃぁRTX2060の廉価モデルを買うのか?と言えば、RTX2060(3GB)モデルではメモリ使用量の増加を考えるとNGです。
4GB版ならなんとかなるかもしれませんが不安が拭えるものではありません。ついでに価格差もよく分からないので検討できる段階にありません。

パッチ5.0の開始予定は6月なので、そのどれくらい前にベンチマークソフトが出るのかは分かりませんが、そこまで待てるのであれば、4Gamerさん等が出してくれるであろうベンチ結果を待つのが賢明でしょう。

また、現状すぐにグラ向上が必要とは考えてないとは放送で吉pが言ってましたが、それはあくまで優先度とコストの関係であって今後もやりませんと言っている訳ではないし、グラ向上の必要性自体を否定してはいなかったので、結局はタイミングの問題だと思われます。
じゃぁそのタイミングはいつなのよ?というとまぁ普通に考えたらPS5(PS4 pro2かもしれない)の発売時でしょう。
まぁそう考えれば、パッチ5.0の間は今のままでしょうから、まずは3万弱のGTX1060/2K環境でプレイして、再来年に必要になったらまた買い替えるという手もありかもしれません。

■決着ならず
FF14はPC→TVに出力してプレイする予定であり、さらに今年4KTVに買い替える予定です。4K/60fpsが無理なのは分かっているので、せめてWQHD/60fpsで動作させたいです。
なので、結局、今後登場予定(真偽不明のリーク情報ですが...)のモデルも含め選択肢は色々あるにも関わらず、これだ!と言えるコスパのものがまだなさそう...。
グラボ購入はまたしても延期となりそうです。

2019年1月20日日曜日

FF14_雑記

FF14 エウレカのピューロス編のボスであるペンテシレイア。


レイアのSSを撮りたい!という方も多いと思います。私もその一人です。
しかし、そうしたくとも近付くと戦闘が始まってしまいますし、安全圏からグループポーズを起動したところで遠くてよく分かりません。

ということで、PS4の録画機能を使ってムービーを取り、戦闘中余裕のあるところでHUDを全消してチャンスを狙うということを何度か繰り返してました。
終わったらPS4から動画をコピーしてPCで確認するのですが、ムービーを見返すと、「あっ!ここでHUD消していれば!!」という場面があったり、当然HUD消してるときも攻撃し続けますので、自分や他のメンバーのバトルエフェクトが邪魔をしてレイアを隠してしまったりと、思ったよりうまくいかないものです...。もどかしい。

あ、コンフィグで自分以外のバトルエフェクトを消せば良かったのかも...?


レイアの画像をアップしてる人はどうやってるんだろう。HUD消してスクショ取ってというやり方しか思い付かないけど他のやり方とかもっと工夫できそうな点があるのかなぁ...。

レイアの大技を受け止めているような感じになったものを貼っときます。
ただ、見れば見るほどグループポーズ使いたいなぁという気持ちが出てきてしまいます。
一騎打ちっぽい?


オメガM/Fも撮影しに行きたい...。
こっちであれば、今のパッチならノーマルもコンテンツリプレイ対象になっているので、同じような人を8人揃えられたら撮影し放題なんだけどね...。



※記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。

2019年1月16日水曜日

ローソンとFF14のコラボ

からあげクン大好きなFF14の音楽担当祖堅さんが、ついにローソンと協力して新しい味(数量限定)を開発しました。
その名も「からあげクン にんにく焦がしマー油味(リミットブレイクフレイバー)」

そして、発売と時を同じくして上記を含めた対象商品を18スタンプ分購入することで、マウント「でぶ黒チョコボ」がもらえます。(※FF14のインゲームアイテム)

真っ黒になるために日サロ行ってくるわ
<注意事項>
 事前のエントリー 及び 会計時にPontaカードもしくはdポイントカードの提示が必要です!

対象期間内であれば、エントリー前に購入した対象商品に対しても遡って購入スタンプが付与されるようですが、エントリーにはローソンID登録(持ってない場合)と、Pontaカードまたはdポイントカードが必要となるため、今週トークン溜まってないマンをやらかしちゃう人は早めに行動した方が良いかもしれません。

なお、キャンペーン詳細は、以下の公式HPを参照してください。
http://www.lawson.co.jp/lab/campaign/ffxiv/lottery.html


...dポイントカードってアプリ版のやつでも良いよね?
  →アプリのdポイントカード提示でもOKでした <1/16追記>


【期間】
  • エントリー期間:2019/1/22(火) 0:00~2/4(月)23:59
  • 応募期間:1/23(水) 16:00~2/11(月) 23:59

FF14は火曜日がリセット日なので、それに合わせたエントリー期間となっていますね。
なお、対象商品は2スタンプのものと1スタンプのものがあり、商品には目印となるPOPが付くようです。

【2スタンプ】
  • からあげクン にんにく焦がしマー油味(リミットブレイクフレイバー):216円

【1スタンプ】
  • ウィルキンソンタンサン:103円 
  • ウィルキンソンタンサン レモン:103円 
  • ウィルキンソンタンサン エクストラ:108円
  • ウィルキンソンタンサン グレープフルーツ:103円
  • ワンダ モーニングショット:123円

2000円くらいでマウントと商品Getという感じですね。
とはいえ、からあげクン含めたホットスナック等は廃棄時間の関係で大量に作り置きしないため、店舗によっては買いづらいところもあったりするかもしれません。
まぁ、在庫がないのではなくて揚げていないだけなので、そこまでするかは置いといて店員に言えば揚げてもらえると思いますけどどうなんでしょ...。大量購入するつもりなら予約入れとけって話もありましたね。




「からあげクン にんにく焦がしマー油味」と注文する人は隠れ(てない)ヒカセン。
「リミットブレイクフレイバー」と注文する人は堂々としたヒカセン。
「LB」っていう人は極まってるけど店員に伝わらなくて「は?」って言われるヒカセン。

2019年1月15日火曜日

RTX2060の販売価格

先日RTX2060が正式に発表され、店頭にも商品が並び始めました。

RTX2060のMSRPは$349です。
最近円高ですが、ここ1年くらいは1$(USD)=105~113円くらいです。
仮に円安が進んだ113円で考えると、4万円くらいなんですよね。
勿論、実際は為替益や輸入代理店益、販売店益等、リスク費等が上乗せされて販売される訳ですが、それでも発売当初は5万円くらいでの販売かなと予想していました。


ってな訳で、実際どれくらいになりそうなのか、製造メーカーごとの価格をいくつかまとめてみました。※実際の価格は販売店により異なります。


[モデル:市場想定価格]
 ■GIGABYTE
・GV-N2060AORUS X-6GC:54,980(税別) ≒ 約6万円
・GV-N2060WF2OC-6GD:50,980(税別) ≒ 約5.5万円
・GV-N2060OC-6GD:49,980(税別) ≒ 約5.4万円

■MSI
・GeForce RTX 2060 VENTUS 6G OC :49,800(税別) ≒ 約5.4万円

■Palit
・GeForce RTX 2060 6GB Gaming Pro OC:42,500(税別) ≒ 約4.6万円

■ZOTAC
・ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 AMP:52,800(税別) ≒ 約5.7万円
・ZOTAC GAMING GeForce RTX 2060 Twin Fan:45,980(税別) ≒ 約5万円

■玄人志向
・GF-RTX2060-E6GB/BLW:49,980(税別) ≒ 約5.4万円
※GF-RTX2060-E6GB/BLWC1も同様

<1/16 追記>
■Inno3D
・GeForce RTX2060 TWIN X2:49,800(税込み)
  ※税込みらしいです。本当かな。誤記じゃないかな...。
<1/16 追記ここまで>

~~
...え?高くね?
完全にミドル帯の価格から外れてしまっていますね。


RTX2060のメモリ4GB/3GB版との価格差で、高いけどメモリ減らした地雷版を買うよりは良いか...と思わせて買わせるつもりなのかも。

RTX2060オリファンのMSRPが$349であることから、NVIDIA自体はRTX2060を普及帯の1モデルとして考えてると思うんですが...日本のこの価格での普及は難しいでしょうね。
RTXシリーズが普及しないとなると、結局、多くのユーザーは「レイトレ?いらね」となり、そうなればゲーム制作側もコスト的に無理にレイトレ対応しなくて良いよとなるはずで、そうなるとAAAタイトルくらいでしかレイトレ対応しなくなるのかなぁと。

まぁこの価格で多くの在庫を捌けるとも思えないので、ここからどこまで価格が下がるかなぁとしか言えることがありません。
特価セールで税込み39,980とかになったら売れるんじゃないかな。

それと、実店舗での販売の様子をAKIBA PC Hotline!さんが以下の記事で出してます。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/1164437.html
チラシの表示が税抜き価格となっているようですが、いずれも想定価格通りです。

2019年1月8日火曜日

CES2019でのRTX2060の発表

■RTX2060
CESでRTX2060について発表されました。

GTX1160に関する発表はありませんでしたね。残念。

・RTX2060(Founders Edition)
・$349
・1/15(北米時間)販売開始


■性能
・GTX1070Ti相当

ベース/ブーストクロックはGTX10606GBより若干落ちますが、メモリがGDDR6で、メモリクロック、メモリバス帯域幅が増えています。CUDA Core数も1920に増えており、これまでのRTXシリーズ同様、ワンランク以上のスペックアップとなりそうです。
GTX1070Tiと比べるとベースクロックが落ちているので、メモリ部分がネックになっていたゲームならGTX1070Ti相当になるのかなぁと思われます。


■外部出力インタフェース
・DisplayPort 1.4a・・・2つ
・HDMI 2.0b(Type A) ・・・1つ
・USB 3.1 Gen.2 Type C ・・・1つ
・Dual-Link DVI-D・・・1つ

■FF14 ベンチ
4gamerさんの以下の記事にFF14等のベンチが掲載されています。
https://www.4gamer.net/games/421/G042134/20190106001/

これによると、FF14はGTX1070Ti相当のスコアが出るようです。
なので、RTX2060を使うならWQHD(2560x1440)環境なら60fps以上出て実用的です。
※4Kでは40fpsに届かない


■RTX2060は買いか?
世代交代による順当なスペックアップをしていますので性能は申し分ないです。
しかし、ASK税を考えると日本での発売初期は5万円くらいになると思われるので、ミドルクラスのグラボでその値段というのはやはりネック。
時間が経過してASK税部分が落ちて$349に近付いてきたら、またはメーカー版がより安く提供されるようになって4万円くらいになったら買いかなぁというところ。




今回発表はなかったですが、RTX2060からRTコアをなくしたGTX1160が出る可能性がまだあるので、価格落ちも兼ねてまだ待った方が良さそうです。発表されるとしたら1月下旬のイベントかな。
もしGTX1160が出るならばきっと発売初期は4万円台、時間が立てば3万円台で買える価格帯になるでしょうし、それならきっとGTX1150Tiなんかは2万円とかで買えてGT10シリーズのローエンド帯と同じような感じに落ちつくはず。

もしGTX1160が出ず、RTX2060の別バリエーションである4GB版や3GB版しか出ないという場合はRTX2060 6GBが買いでしょうかね。
GTX1060同様、3GBモデルは地雷になりそうだし...。

2019年1月6日日曜日

RTX2060の噂

■RTX2060のリーク情報
RTX2060の情報がリークされています。
公式の発表は、日本時間の1/7にされると思いますが、せっかくなので記述します。

■RTX2060の販売開始
アメリカで1/7~1/15出荷開始らしいです。
となると日本では1月中旬以降でしょうか。何にせよ年度を跨ぐなんてこともなく順調に発売されるのは嬉しい話です。

■RTX2060の種類
GTX1060と同様メモリ容量の異なる複数のバリエーションが発売されるようです。
→6GB、4GB、3GB


■価格
6GB版のMSRPは349ドルとのこと。
日本価格では4.5万円くらいでしょうか。販売開始初期ではお布施込みで5万円近くするかもしれません。
とはいえ、既に仮想通貨は崩壊し爆発四散ショッギョ・ムッジョしているため、GPUの仮想通貨マイニング需要は既に落ち着き払って正座して静かにお茶を飲んでいます。
そのため、日本価格でもそう時間がかからずに349ドルに近付いていく(と良いなぁ)と思われます。

■GTX1160

RTX2060はその名前の通り、レイトレーシングを行うRTコアが搭載されています。
RTX2060のベンチ結果によると性能はGTX1070~1070Ti相当のようですので、このスペックではレイトレーシングを活用するには画質を落とすなどの対応をしなければならないと考えられ、フル活用するのは厳しいと思われます。

それを踏まえてか、リーク情報によるとどうやらRTX2060とは別に、RTコアを搭載しないGTX1160も発表されるというのです。
当然、RTコアを搭載しない分GTX1160は値段が安くなります。そして、その場合、競合となるAMD製品の価格を参考にすると思われます。
現在、AMDのRX590はGTX1060~GTX1070相当のスペックでMSRP279ドルです。
349ドルと279ドルの間で価格を設定するとしたら、私なら299ドルを設定します。

そして、GTX1150系はGTX1160のカットダウンで製造されるでしょう。


さてさて。では、本日深夜の発表を期待して待ちましょう。