GTX1660Tiに続き、GTX1660が3/15(金)に発売らしいです。
既に発売されたGTX1660TiはGTX1070相当の性能です。
さて、GTX1660はどれくらいの性能になるのでしょうか。
■スペック
リークされたスペックは以下の通り。
比較のためにGTX1660TiとGTX1060のスペックも入れときます。
項目/モデル | GTX1660Ti | GTX1660 | GTX1060 |
---|---|---|---|
CUDAコア数 | 1536 | 1408 | 1280 |
ベースクロック | 1500MHz | 1530MHz | 1506MHz |
ブーストクロック | 1770MHz | 1785MHz | 1708MHz |
メモリ | GDDR6 6GB | GDDR6 6GB | GDDR5 6GB |
メモリクロック | 12Gbps | 8GBps | 8Gbps |
メモリ帯域 | 288GB/s | 192GB/s | 192GB/s |
MSRP | $279/s | $229/s | -- |
スペック数値的にはGTX1660の性能は、GTX1060とGTX1070の間、GTX1060の10%~15%程度上の性能ということになりそうでしょうか。
おや、1月に出た情報だとGTX1660のCUDAコア数は1280だったような...?
とはいえ、新世代と旧世代の世代間差異において、CUDAコア数のような分かりやすいところを増やさないとGTX1060とGTX1660でアーキテクチャがPascal⇒Turingに変わったことしか訴求できません。
しかし、アーキテクチャが変わるのは開発側にすれば凄いことですが、ユーザーからすればそんなことは知ったこっちゃありません。ユーザーが求めているのは実際の性能です。
数値として現れないなら値段も下がっているGTX1060で良いよね、というユーザー心理になるのは必定。
NVIDIAは既にGTX10系で捌けないであろう分を既に決算で計上しているので、GTX1060の在庫を捌くよりは新世代グラボの販売に重点を置いているはずです。
であれば、コスパについてシビアに検討せざるを得ないミドルロー価格帯購入ユーザーに買い替えを促すためにも、単純にCUDAコア数を増やすというのは頷ける処置のように思います。
■価格
上述の表に示した通りGTX1660のMSRPは$229で、GTX1660Tiよりも$50安くなっています。
世代間差異をCUDAコア数でつけた分、GTX1660TiとGTX1660のモデル差異の比重はメモリに置かれていますが、スペックと価格のコスパ比がどうなのかは各ゲームのベンチ結果が出ないことには言いづらいところもありますね。
まぁ、自分が目指すゲーム環境を明確にした上で決めるのであれば、GTX1660でもGTX1660Tiでも、他のRTXシリーズでも後悔はしないと思いますけどね。…RTX Titanお前は座ってろ。
さて、MSRP$229なので、日本での初値は3万円~3.5万円くらいでしょうか。
ここから価格がこなれて現在(2019年3月)のGTX1060(6GB)の販売価格である3万円を切るくらいが買い時かもしれません。
なお、GTX1660のGDDR5 3GBメモリ版も出るそうなので、NVIDIAとしてもGTX1060と同じ路線で売っていくのだと思います。
単純にGTX1060と同じような価格で同じような性能のグラボが出るという見方をして良いでしょう。
GTX1660Tiの価格帯だと実売3.5~4.5万円になるので、端数効果使って\37,980と表示されてもうーん...となりますが、GTX1660の価格帯であれば実売\29,980のように頭の数値を減らした端数効果が使えるのでその分購買意欲を刺激し易いように思いますし、GTX1060の在庫が一段落したら売れ筋になっていくんじゃないでしょうか。
関係ないけど「\29,980」で販売とか言っといて実は税抜き価格でしたってやつ、騙された気になりません? \1,080(税抜き)という表示を見たときとか。
■GTX1660は誰向けグラボ?
FHDディスプレイで普通にプレイできる環境があれば良くて、なるべく安く揃えたい人向け。特に、GTX970等の旧々世代グラボの使用者やGTX1050Ti使用者で、画質を落とせば使えなくはないけどちょっとスペックが厳しくなってきたなぁという人の買い替え需要に適しているように思います。
とりあえずPCゲーム始めたいので大体のゲームの推奨スペックを満たすグラボが欲しい入門者向けと言えるかもしれません。
今使ってるGTX980やGTX1060が壊れたので、同等性能品と交換したいって人とか。
⇒ ただ、ニーアオートマタ(PC版)のように、GTX1070を推奨する重いゲームもあるので事前にプレイしたいタイトルが分かっている場合は推奨グラボの調査は必須です。
あと、GTX1660でもGTX1060でも、3GBモデルは辞めといた方が良いと思います。
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