新しめのゲームでは若干上回るようですが、ベンチ性能はGTX1070と同等です。
価格はどうでしょうか。
MSRP279ドルなので、4万円程度かと想像していましたが、実売初値3.6万円~4.5万円のようです。
RTX2060が4.5万円~6万円です。
相対的には差額1万円をどう見るかというところでしょうけど、そういう見方をしてしまうと「自分の求めるゲーム環境」という本来の目的を見失うのでやめましょう。
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では、一言でまとめようとしたけど言葉が見つからずに諦めた記事タイトルについてです。
Nvidiaのグラボ。
今日まででRTX2080Ti~RTX2060、GTX1660Tiが本家含めて色んなメーカーから発売されている訳ですが、同じメーカーで同じモデルを複数Editionを出している場合があります。
例えばASUSのRTX2060は、現在4種類出ています。価格差も1万円くらいに及びます。
こいつらは何が違うのでしょうか?どういう選び方をすれば良いのでしょうか。という話です。
勿論、発売時期が違うだけでリネームしたEditionという訳ではありません。
この価格差は、OC可否、クーラー性能、基盤サイズ、耐久性、メンテナンスのし易さなどによるもの(らしい)です。※異なる利益率も含まれるでしょうが、外からは知りようがないのでそれは考えません。
例えば、基盤サイズ。
デスクトップ小型ケースを使っていたりする場合、ケースが小さければグラボを追加/交換しようにも物理的に入りません。
一方で、基盤サイズが大きければトリプルファンとかで冷やすこともできますが、ショート基盤でファンを3つなんて付けられないので別の工夫が必要になったり、あるいは単純にその分冷えにくくなります。
この「冷えにくくなる」というクーラー性能は、そのままグラボ性能にも影響を及ぼします。簡単に言うと冷えにくい=グラボ本来の性能を出せなくなる(機会が増える)からです。
熱の影響は特にハイエンドモデルで顕著になってくるので、ハイエンドモデルはクーラー性能がとても重要になってきます。最近は水冷モデルのPCも普及し始めていますね。とはいえお気軽に買い替えるかーという値段ではありませんが。
とはいえ、グラボをぶん回せば(負荷が高まれば)、グラボは熱を発して高温になります。
物理的に基盤が高温になり続けると当然基盤がダメージを受けて壊れてしまいますので、そうならないように冷やさなければなりません。
じゃぁPCの設置環境やクーラー性能により、メーカーが規定する温度にまで冷えなかったらどういう動作になるのでしょう?そのままグラボが壊れるまで高負荷/高温が続くのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。(勘違いする人が多いですが)
この時は、グラボの処理負荷を下げる(処理性能を落とす)ことで冷やそうとします。グラボが冷えないままなのに高負荷のまま動作し続けるなんてことはありません。
ユーザーから見た場合、例えば60fpsで既にクーラー性能が追いつかないとしたらゲームが60fps⇒50fps⇒40fpsと性能が落ちていくように見えるでしょう。
じゃぁどのメーカーのどれが一番コスパが良いのか?
そんなものは知らん。
計測のしようがありませんし、メーカーは自社に都合の良いことしか言いません。しかしメーカーにはアンチも競合他社もいます。今のネットにあるのはアフィとダイマとステマばかりです。
最終的には試すしかありません。自分の運を。
メーカーが異なれば基準が違うので比較は無理ですが、同じメーカーであれば目安を付けることはできるかもしれません。
以下のアスキーのASUSインタビュー記事では、ASUS内でのRTX2060における各Editionの位置付けがあり分かりやすいかなと思います。
ASUSの技術宣伝も入っていますが、どのEditionがどういうタイプのユーザー向けかというのを認識しておけば今後の選択の際に役に立つのではないかと。
「ASUS本国の“中の人”に聞く! GeForce RTX搭載グラフィックボード詳細解説」
http://ascii.jp/elem/000/001/809/1809318/
>「ROG Strix」は弊社のグラフィックボードにおける最上位シリーズです。ベストな冷却、Aura SyncによるRGBライティングなど、すべてが揃っているフラッグシップモデルですね。「TURBO」はより特殊なフォームファクターで、いわゆるNVIDIA純正の「Founders Edition」に本体サイズを近づけています。GPUクーラーのファンも外排気ですし、SIなどの省スペースで冷却効果を出すような用途向けと言えます。「DUAL」は、ほかの製品と同様に良好な冷却パフォーマンスを求める方、そしてRGBライティングが好きではない方向けです。「No RGB!」という人(笑)。
そんなピンポイントな人はとっとと選んでそうですが、ASUSのRTX2060買おうとしている人で、ゲーミングPC(という名前が個人的には既に好きではないです)の光ってナンボ!みたい機能はいらないな...。
という人はDUALってことですね。ちなみにDUALは2月下旬現在、Amazonで5.3万円くらい。
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