①
■GTX1660の価格
前回の記事でGTX1660の初値を3~3.5万円くらいと予想していましたが、各メーカー概ねそのくらいの価格でしたね。
NVIDIAのMSRPは高い訳ではないので、あとは日本市場の問題ですが税込みで3.5万円を超えるうちはちょっとコスパが悪いかなぁという気もします。
とはいえ、GTX1660Tiとの価格差が約5000円で、今や3万円を切るGTX1060との差別化もあるので、値下がり幅は大してないだろうと思われます。
そのため、買い替え需要の場合はもう1年くらい待って3万円切りを狙うという手もありますが、そうでないなら機会損失も考えてさっさと買ってしまうというのも悪くはない。
■第一候補はGTX1660Ti
自分の場合は、勿論FF14の拡張5.0の推奨スペックを確認した上での最終判断となりますが、GTX1660Tiを買うことになると思います。
どのメーカーのどのモデルを買うかは未定です。
RTX2060、GTX1660Ti、GTX1660は価格帯が近いので、GTX1660Tiの上位モデルの価格がRTX2060の下位モデルと同じくらいということもあり、実際の購入時期の価格を比較しながら決めることになりそうです。
②
■GTX10606GB以上でのリアルタイムレイトレ対応
日本語記事は以下のPC Watchの記事で確認できます。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1175561.html
↑によると、新世代のGTX1660Ti/GTX1660、旧世代ではGTX1060 6GB以上がレイトレ対応されるようです。
これはDXR(DirectX 12の機能)での対応であり、配布されるドライバさえいれてしまえばそのまま対応ゲーム内でレイトレが実行可能になります。とはいえ、RTシリーズの性能には敵わないのでエフェクトやレイの数は減らした状態になるようです。
PCとPS4に対応したゲームなんかでは、PS4スペック向けに処理負荷を下げてフレームレートを安定させるための調整が行われますが、そんなイメージでしょうかね。
本件について、以下の対応ゲームが挙がっていました。
・Metro Exodus
・Shadow of the Tomb Raider
・Battlefield V
2019年3月22日金曜日
2019年3月13日水曜日
GTX1660のスペックと価格(リーク情報)
GTX1660のリーク情報です。
GTX1660Tiに続き、GTX1660が3/15(金)に発売らしいです。
既に発売されたGTX1660TiはGTX1070相当の性能です。
さて、GTX1660はどれくらいの性能になるのでしょうか。
■スペック
リークされたスペックは以下の通り。
比較のためにGTX1660TiとGTX1060のスペックも入れときます。
スペック数値的にはGTX1660の性能は、GTX1060とGTX1070の間、GTX1060の10%~15%程度上の性能ということになりそうでしょうか。
おや、1月に出た情報だとGTX1660のCUDAコア数は1280だったような...?
とはいえ、新世代と旧世代の世代間差異において、CUDAコア数のような分かりやすいところを増やさないとGTX1060とGTX1660でアーキテクチャがPascal⇒Turingに変わったことしか訴求できません。
しかし、アーキテクチャが変わるのは開発側にすれば凄いことですが、ユーザーからすればそんなことは知ったこっちゃありません。ユーザーが求めているのは実際の性能です。
数値として現れないなら値段も下がっているGTX1060で良いよね、というユーザー心理になるのは必定。
NVIDIAは既にGTX10系で捌けないであろう分を既に決算で計上しているので、GTX1060の在庫を捌くよりは新世代グラボの販売に重点を置いているはずです。
であれば、コスパについてシビアに検討せざるを得ないミドルロー価格帯購入ユーザーに買い替えを促すためにも、単純にCUDAコア数を増やすというのは頷ける処置のように思います。
■価格
上述の表に示した通りGTX1660のMSRPは$229で、GTX1660Tiよりも$50安くなっています。
世代間差異をCUDAコア数でつけた分、GTX1660TiとGTX1660のモデル差異の比重はメモリに置かれていますが、スペックと価格のコスパ比がどうなのかは各ゲームのベンチ結果が出ないことには言いづらいところもありますね。
まぁ、自分が目指すゲーム環境を明確にした上で決めるのであれば、GTX1660でもGTX1660Tiでも、他のRTXシリーズでも後悔はしないと思いますけどね。…RTX Titanお前は座ってろ。
さて、MSRP$229なので、日本での初値は3万円~3.5万円くらいでしょうか。
ここから価格がこなれて現在(2019年3月)のGTX1060(6GB)の販売価格である3万円を切るくらいが買い時かもしれません。
なお、GTX1660のGDDR5 3GBメモリ版も出るそうなので、NVIDIAとしてもGTX1060と同じ路線で売っていくのだと思います。
単純にGTX1060と同じような価格で同じような性能のグラボが出るという見方をして良いでしょう。
GTX1660Tiの価格帯だと実売3.5~4.5万円になるので、端数効果使って\37,980と表示されてもうーん...となりますが、GTX1660の価格帯であれば実売\29,980のように頭の数値を減らした端数効果が使えるのでその分購買意欲を刺激し易いように思いますし、GTX1060の在庫が一段落したら売れ筋になっていくんじゃないでしょうか。
関係ないけど「\29,980」で販売とか言っといて実は税抜き価格でしたってやつ、騙された気になりません? \1,080(税抜き)という表示を見たときとか。
■GTX1660は誰向けグラボ?
FHDディスプレイで普通にプレイできる環境があれば良くて、なるべく安く揃えたい人向け。特に、GTX970等の旧々世代グラボの使用者やGTX1050Ti使用者で、画質を落とせば使えなくはないけどちょっとスペックが厳しくなってきたなぁという人の買い替え需要に適しているように思います。
とりあえずPCゲーム始めたいので大体のゲームの推奨スペックを満たすグラボが欲しい入門者向けと言えるかもしれません。
今使ってるGTX980やGTX1060が壊れたので、同等性能品と交換したいって人とか。
⇒ ただ、ニーアオートマタ(PC版)のように、GTX1070を推奨する重いゲームもあるので事前にプレイしたいタイトルが分かっている場合は推奨グラボの調査は必須です。
あと、GTX1660でもGTX1060でも、3GBモデルは辞めといた方が良いと思います。
GTX1660Tiに続き、GTX1660が3/15(金)に発売らしいです。
既に発売されたGTX1660TiはGTX1070相当の性能です。
さて、GTX1660はどれくらいの性能になるのでしょうか。
■スペック
リークされたスペックは以下の通り。
比較のためにGTX1660TiとGTX1060のスペックも入れときます。
項目/モデル | GTX1660Ti | GTX1660 | GTX1060 |
---|---|---|---|
CUDAコア数 | 1536 | 1408 | 1280 |
ベースクロック | 1500MHz | 1530MHz | 1506MHz |
ブーストクロック | 1770MHz | 1785MHz | 1708MHz |
メモリ | GDDR6 6GB | GDDR6 6GB | GDDR5 6GB |
メモリクロック | 12Gbps | 8GBps | 8Gbps |
メモリ帯域 | 288GB/s | 192GB/s | 192GB/s |
MSRP | $279/s | $229/s | -- |
スペック数値的にはGTX1660の性能は、GTX1060とGTX1070の間、GTX1060の10%~15%程度上の性能ということになりそうでしょうか。
おや、1月に出た情報だとGTX1660のCUDAコア数は1280だったような...?
とはいえ、新世代と旧世代の世代間差異において、CUDAコア数のような分かりやすいところを増やさないとGTX1060とGTX1660でアーキテクチャがPascal⇒Turingに変わったことしか訴求できません。
しかし、アーキテクチャが変わるのは開発側にすれば凄いことですが、ユーザーからすればそんなことは知ったこっちゃありません。ユーザーが求めているのは実際の性能です。
数値として現れないなら値段も下がっているGTX1060で良いよね、というユーザー心理になるのは必定。
NVIDIAは既にGTX10系で捌けないであろう分を既に決算で計上しているので、GTX1060の在庫を捌くよりは新世代グラボの販売に重点を置いているはずです。
であれば、コスパについてシビアに検討せざるを得ないミドルロー価格帯購入ユーザーに買い替えを促すためにも、単純にCUDAコア数を増やすというのは頷ける処置のように思います。
■価格
上述の表に示した通りGTX1660のMSRPは$229で、GTX1660Tiよりも$50安くなっています。
世代間差異をCUDAコア数でつけた分、GTX1660TiとGTX1660のモデル差異の比重はメモリに置かれていますが、スペックと価格のコスパ比がどうなのかは各ゲームのベンチ結果が出ないことには言いづらいところもありますね。
まぁ、自分が目指すゲーム環境を明確にした上で決めるのであれば、GTX1660でもGTX1660Tiでも、他のRTXシリーズでも後悔はしないと思いますけどね。…RTX Titanお前は座ってろ。
さて、MSRP$229なので、日本での初値は3万円~3.5万円くらいでしょうか。
ここから価格がこなれて現在(2019年3月)のGTX1060(6GB)の販売価格である3万円を切るくらいが買い時かもしれません。
なお、GTX1660のGDDR5 3GBメモリ版も出るそうなので、NVIDIAとしてもGTX1060と同じ路線で売っていくのだと思います。
単純にGTX1060と同じような価格で同じような性能のグラボが出るという見方をして良いでしょう。
GTX1660Tiの価格帯だと実売3.5~4.5万円になるので、端数効果使って\37,980と表示されてもうーん...となりますが、GTX1660の価格帯であれば実売\29,980のように頭の数値を減らした端数効果が使えるのでその分購買意欲を刺激し易いように思いますし、GTX1060の在庫が一段落したら売れ筋になっていくんじゃないでしょうか。
関係ないけど「\29,980」で販売とか言っといて実は税抜き価格でしたってやつ、騙された気になりません? \1,080(税抜き)という表示を見たときとか。
■GTX1660は誰向けグラボ?
FHDディスプレイで普通にプレイできる環境があれば良くて、なるべく安く揃えたい人向け。特に、GTX970等の旧々世代グラボの使用者やGTX1050Ti使用者で、画質を落とせば使えなくはないけどちょっとスペックが厳しくなってきたなぁという人の買い替え需要に適しているように思います。
とりあえずPCゲーム始めたいので大体のゲームの推奨スペックを満たすグラボが欲しい入門者向けと言えるかもしれません。
今使ってるGTX980やGTX1060が壊れたので、同等性能品と交換したいって人とか。
⇒ ただ、ニーアオートマタ(PC版)のように、GTX1070を推奨する重いゲームもあるので事前にプレイしたいタイトルが分かっている場合は推奨グラボの調査は必須です。
あと、GTX1660でもGTX1060でも、3GBモデルは辞めといた方が良いと思います。
2019年3月3日日曜日
FF14プレイ環境の変更を検討する ~音響編~
現在、FF14をPS4 pro/TVでプレイしています。
さて、昨今のTVは薄型/省スペース化が進んでいます。狭い日本の住宅事情ではありがたいことです。
しかし、何事も表裏一体。物事には2面どころかもっと多くの面が存在するように、これを「音」という観点で見た場合、これはどう頑張っても音響のための物理空間が確保できないということであり音質とのトレードオフの関係にあることが見えてきます。
PCを使うときにディスプレイで音を鳴らすなんてことはせず、別途スピーカーを接続するのが当然な訳ですが、どうせならTVでも同じように音響設備を整えたいなぁと思うようになりました。
金をかけないなら適当な2chスピーカーをつなぐだけでも良いのですが、せっかくやるならそれなりの環境にしたいのが人情と言うものです。一方でヘッドフォンは好きではないので必要がなければ使いたくありません。
となると選択肢としてサウンドバー 、オーディオシステム、ホームシアタースピーカー、まぁ呼び方はどうでも良いのですがその類が候補となります。
現在、TVはTV台に設置して使っており、今後壁掛けにする予定もありませんし、TV台自体も広くはありません。そのため、サブウーファー一体型のサウンドバーの導入が自分にとって最善かと思われます。
エントリーモデルであればサラウンド対応のYAMAHAのYAS-108のコスパが非常に良さそうです。しかし、調べると一つ前のモデルであるYAS-107でFF14をプレイしたがお話にならないレベルだったという情報もあります。
とはいえ、サウンドバー一体型のモデルとなると、他はYRT5600(18万円くらい)しか選択肢がありません。さすがにこれは手が出ない...。
低音厨な私はPCスピーカーとしてBOSEのCompanion20を使っていることもあり、BOSEの「Solo 5 TV sound system」も候補には挙がりましたが、これはそもそもサラウンド非対応です。
とまぁ、色々候補を探してはみるものの、結局これというものも見つからず長らく放置していたのですが、そんな中、FF14推奨のパナソニックのサウンドバー「
SC-HTB01
」が発売されました。
外観は約430×52×130mm(突起部除く)、重量は1.8kgということで他の商品に比べてかなり小型化されているような気がします。
じゃぁ中身はどうなんだ?ということですが、開発にあたりFF14のサウンドディレクターである祖堅さんと、効果音等のサウンドデザイナーである絹谷さんが開発に協力をしています。
そのインタビューが以下の2記事で掲載されていますが、かなり本気度が伝わってきます。祖堅さんはPrimals活動にローソンのからあげクンコラボだったり本件製品開発協力だったりと最早本業が何か分からない活躍っぷりです。
4Gamerのインタビュー記事は以下です。
「パナソニックのFFXIV推奨サウンドバー「SC-HTB01」で,スクエニのサウンドチームは何を監修したのか。祖堅正慶氏ら両社のキーパーソンに話を聞く」
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20190209001/
パナソニックの記事が以下。
https://panasonic.jp/viera/digital_fun/diginata_ff.html?utm_source=twitter&utm_medium=cpc&utm_campaign=201902_va_viera_ME_E_TW&utm_content=201902_va_viera_ME_E_TW_diginata_01
上記のインタビューを読むと分かりますが、Dolby Atmos、DTS:X、DTS Virtual:Xに対応したサウンドバーであることのみを起点とした規格対応の製品を出したという訳ではなく、ゲーム特化の調整をした珍しい(というか初?)のサウンドバーのようです。
モードは以下の3つで、ゲームのジャンルに応じて選択できるようになっているようです。
・RPG(FF14で調整)
・FPS(CoDで調整)
・ボイス強調
インタビューでは、ニアフィールドでの検証は60~80cmということなので、PCでFF14をプレイしている人にも良さそうです。ただ、余りに視聴距離が近い(40~50cm)場合はサラウンド感が大幅に崩れてしまうほどではないだろうが保証はしないとのことなので、自分のプレイスタイルにおける視聴距離は把握しておいた方が良いでしょう。
以下はAV Watchのレビュー記事です。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/1170306.html
FF14とBIO RE:2で製品レビューを行っています。
インタビュー内容とレビュー内容から、例えばメイン用途がゲームではなくて、「広いリビングでゆったりソファーに腰掛けながら映画を見る」ような視聴距離を取るスタイルであれば他の製品の方が良いのかもしれません。
ただ、私のようにTVを使ってゲームする人の視聴距離って1.5~2mくらいになると思うんで、むしろPCゲームユーザー向けな製品である気もします。
以下は、私の個人的な感想ですが、サブウーファーを必要としない一体型のサウンドバーで、新しいサラウンド機能(※)に対応しており、さらにBluetoothによるワイヤレス接続ができてそれなりの価格という製品というのは他にはありませんでした。
※私が新しいサラウンド機能と言っているのは以下を指しています。
・Dolby Atmos
・DTS:X
・DTS:Virtual
DolbyとDTSは別の団体(企業)です。
DTSの方が圧縮技術によりビットレートが高いとか規格的な違いがあったりはしますが、要は、DolbyとDTSどちらのサラウンド規格にも対応しているということです。
・Dolby Atmosでは、Dolbyの従来規格では前後左右の平面上の動きのみだったのが、これに上下(高さ)方向の表現を可能にしています。
・DTS:X/DTS:Virtualでは、ミキシング方式の組み合わせにより、音の定位を前方・左右・後方に加えて、高さ方向の音場もバーチャル3Dサラウンドで再現できるようになりました。
肝心の価格ですが、定価は44,880円です。
しかし、発売から少しずつ値下げが続いており、今はショップによっては36000円台買えるようです。
価格帯が3万円台前半まで下がれば単純に大本命です。
ただし、こういう第一世代モノにはそれ特有の懸念事項があるので、店舗で試聴したり操作感を確かめるのが大事。後継機ならフィードバックが盛り込まれたものになるので余り気にせず買ってしまえるのですが...。
ヒカセンがこぞって製品を買い求めてメーカーが採算取れるやんけ!と判断してくれたらもっとバリエーションが出るかもしれませんが、後継機が出ないことも往々にしてあるので、どこかでタイミング見て買いたいところです。
TVを買い替えるついでに一緒に買ってしまうのが良いかもしれないなぁ。
さて、昨今のTVは薄型/省スペース化が進んでいます。狭い日本の住宅事情ではありがたいことです。
しかし、何事も表裏一体。物事には2面どころかもっと多くの面が存在するように、これを「音」という観点で見た場合、これはどう頑張っても音響のための物理空間が確保できないということであり音質とのトレードオフの関係にあることが見えてきます。
PCを使うときにディスプレイで音を鳴らすなんてことはせず、別途スピーカーを接続するのが当然な訳ですが、どうせならTVでも同じように音響設備を整えたいなぁと思うようになりました。
金をかけないなら適当な2chスピーカーをつなぐだけでも良いのですが、せっかくやるならそれなりの環境にしたいのが人情と言うものです。一方でヘッドフォンは好きではないので必要がなければ使いたくありません。
となると選択肢としてサウンドバー 、オーディオシステム、ホームシアタースピーカー、まぁ呼び方はどうでも良いのですがその類が候補となります。
現在、TVはTV台に設置して使っており、今後壁掛けにする予定もありませんし、TV台自体も広くはありません。そのため、サブウーファー一体型のサウンドバーの導入が自分にとって最善かと思われます。
エントリーモデルであればサラウンド対応のYAMAHAのYAS-108のコスパが非常に良さそうです。しかし、調べると一つ前のモデルであるYAS-107でFF14をプレイしたがお話にならないレベルだったという情報もあります。
とはいえ、サウンドバー一体型のモデルとなると、他はYRT5600(18万円くらい)しか選択肢がありません。さすがにこれは手が出ない...。
低音厨な私はPCスピーカーとしてBOSEのCompanion20を使っていることもあり、BOSEの「Solo 5 TV sound system」も候補には挙がりましたが、これはそもそもサラウンド非対応です。
とまぁ、色々候補を探してはみるものの、結局これというものも見つからず長らく放置していたのですが、そんな中、FF14推奨のパナソニックのサウンドバー「
![]() |
Panasonic SC-HTB01 |
外観は約430×52×130mm(突起部除く)、重量は1.8kgということで他の商品に比べてかなり小型化されているような気がします。
じゃぁ中身はどうなんだ?ということですが、開発にあたりFF14のサウンドディレクターである祖堅さんと、効果音等のサウンドデザイナーである絹谷さんが開発に協力をしています。
そのインタビューが以下の2記事で掲載されていますが、かなり本気度が伝わってきます。祖堅さんはPrimals活動にローソンのからあげクンコラボだったり本件製品開発協力だったりと最早本業が何か分からない活躍っぷりです。
4Gamerのインタビュー記事は以下です。
「パナソニックのFFXIV推奨サウンドバー「SC-HTB01」で,スクエニのサウンドチームは何を監修したのか。祖堅正慶氏ら両社のキーパーソンに話を聞く」
https://www.4gamer.net/games/999/G999902/20190209001/
パナソニックの記事が以下。
https://panasonic.jp/viera/digital_fun/diginata_ff.html?utm_source=twitter&utm_medium=cpc&utm_campaign=201902_va_viera_ME_E_TW&utm_content=201902_va_viera_ME_E_TW_diginata_01
上記のインタビューを読むと分かりますが、Dolby Atmos、DTS:X、DTS Virtual:Xに対応したサウンドバーであることのみを起点とした規格対応の製品を出したという訳ではなく、ゲーム特化の調整をした珍しい(というか初?)のサウンドバーのようです。
モードは以下の3つで、ゲームのジャンルに応じて選択できるようになっているようです。
・RPG(FF14で調整)
・FPS(CoDで調整)
・ボイス強調
インタビューでは、ニアフィールドでの検証は60~80cmということなので、PCでFF14をプレイしている人にも良さそうです。ただ、余りに視聴距離が近い(40~50cm)場合はサラウンド感が大幅に崩れてしまうほどではないだろうが保証はしないとのことなので、自分のプレイスタイルにおける視聴距離は把握しておいた方が良いでしょう。
以下はAV Watchのレビュー記事です。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/torii/1170306.html
FF14とBIO RE:2で製品レビューを行っています。
インタビュー内容とレビュー内容から、例えばメイン用途がゲームではなくて、「広いリビングでゆったりソファーに腰掛けながら映画を見る」ような視聴距離を取るスタイルであれば他の製品の方が良いのかもしれません。
ただ、私のようにTVを使ってゲームする人の視聴距離って1.5~2mくらいになると思うんで、むしろPCゲームユーザー向けな製品である気もします。
以下は、私の個人的な感想ですが、サブウーファーを必要としない一体型のサウンドバーで、新しいサラウンド機能(※)に対応しており、さらにBluetoothによるワイヤレス接続ができてそれなりの価格という製品というのは他にはありませんでした。
※私が新しいサラウンド機能と言っているのは以下を指しています。
・Dolby Atmos
・DTS:X
・DTS:Virtual
DolbyとDTSは別の団体(企業)です。
DTSの方が圧縮技術によりビットレートが高いとか規格的な違いがあったりはしますが、要は、DolbyとDTSどちらのサラウンド規格にも対応しているということです。
・Dolby Atmosでは、Dolbyの従来規格では前後左右の平面上の動きのみだったのが、これに上下(高さ)方向の表現を可能にしています。
・DTS:X/DTS:Virtualでは、ミキシング方式の組み合わせにより、音の定位を前方・左右・後方に加えて、高さ方向の音場もバーチャル3Dサラウンドで再現できるようになりました。
肝心の価格ですが、定価は44,880円です。
しかし、発売から少しずつ値下げが続いており、今はショップによっては36000円台買えるようです。
価格帯が3万円台前半まで下がれば単純に大本命です。
ただし、こういう第一世代モノにはそれ特有の懸念事項があるので、店舗で試聴したり操作感を確かめるのが大事。後継機ならフィードバックが盛り込まれたものになるので余り気にせず買ってしまえるのですが...。
ヒカセンがこぞって製品を買い求めてメーカーが採算取れるやんけ!と判断してくれたらもっとバリエーションが出るかもしれませんが、後継機が出ないことも往々にしてあるので、どこかでタイミング見て買いたいところです。
TVを買い替えるついでに一緒に買ってしまうのが良いかもしれないなぁ。
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