#7119して救急車要請してもらった話
【要旨】
都市部在住者は、「#7119」は覚えておくと良い
※今のところ#7119の専用短縮ダイヤルが有効なのは、札幌、東京、神奈川、大阪、奈良、福岡など一部地域のみです。
非対応地域でも救急相談できる番号があるので調べておきましょう。
【流れ】
・首をヤる
・ジリ貧になる
・#7119に電話。救急車要請の必要性を判断してもらう
・救急車要請
・救急車で病院に移動
・検査
・カラー(首のギプス)と薬もらう
・タクシーで帰宅
以上。
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以降駄文。長い。
【発症】
いわゆるのか、いわゆらないのか不明ですが、ぎっくり首になりました。
正直、自分の症状がぎっくり首に該当するかも不明ですが。
帰宅後数時間PCをやっていました。で、深夜2時くらいに寝ようと思ったらやたらと首~肩が痛い。
とはいえぶつけた訳でもないし、首がコキャってなった訳でもない。今までも肩こりからの頭痛という症状はあったので、寝れば良くなるだろうと思いそのまま布団で横になりました。
しかし、首の位置がある一定角度から外れると激痛が走り、眠るどころか体を動かすことができません。自分の場合は、若干左を向いた状態で首の位置を固定し、肩を動かさないようにすれば肘先は動かせたので、スマホで症状等を調べたところ「時間が経ったら治る」というのを見つけたのでそれを期待して、うとうとしつつ目を覚ましつつと朝を待ちました。
【激痛】
朝になっても残念ながら翌日になっても症状は変わらずです。
そんな中、飲まずとも食わずともトイレには行きたくなる訳です。しかし、激痛により横になっている状態から体を起こすことができません。体を起こそうとして首に負荷がかかるともうアウトです。
とはいえ行かない訳にもいかず、30分以上格闘しつつも、結局は激痛に耐えて体を起こします。
首を通して全身に走る激痛に、思わず「う゛っ゛!」と声が出ます。
昔、左手を骨折して手術した夜(麻酔が切れたあと)なんかも痛みで眠れませんでしたが、その時を鈍痛とすればこっちは鋭痛。
歩く時でも片方に重心が寄り過ぎると首に負荷がかかり激痛が走るので、足元の物を跨ぐなんてのも難しい。
前日、扁桃炎になっていたので近場にポカリのペットボトルを置いていたのですが、それすら蹴り飛ばし移動する状態です。もし部屋の片付けをしていなかったらと思うと恐ろしい。
トイレ行く際もかがむとか、座るために姿勢を変えるなどしようとすると首に負荷がかかって激痛が走ります。
結局何かしらの行動を取ろうとするたび、激痛に顔を歪ませて声にならないうめき声を漏らすことになります。
勿論、病院に行かなければとは思いますが、歩行困難な状態の独身ではその病院に行くという行為こそが難しい訳です。なので、歩ける状態になるまで回復してから行こうと最初は思ってました。
【ジリ貧】
ところが、時間が経つにつれ痛みの生じない首の角度がどんどん狭くなっていきます。
首を変な角度で固定し体も動かさないようにしているので、その変な状態で筋肉が硬直していくのがわかります。
脳内イメージではドラクエのドロヌーバです。
このままでは、首をどの角度にしても激痛が走るようになってしまうのではないか?
トイレ行くたびに地獄のような激痛に苦しむ行為をあとどれだけ繰り返すことになるのか?そもそも明日になったら症状が良くなっているだろうという希望的観測はこの激痛と釣り合うだけの根拠があるか?
など、要はジリ貧じゃないか?ということで本格的に病院を検討し始めます。
とはいえ、救急車呼ぶのは躊躇われる
とはいえ、今の状態では病院にも行けないしそもそもこの激痛で生きていける訳もない
とはいえ、事故で重症といった一刻一秒を争う事態ではない
とはいえ、一人では動けないし身内は実家にいて遠すぎる
云々。
ということで、#7119に電話することにしました。
(→ 念のため、事前に保険証や現金の用意、着替え等はしておきました。激痛のため1時間くらいかかりましたが。)
【#7119に電話】
#7119は、救急相談センターの専用短縮ダイヤルです。
まだ全国が対応している訳ではなく、東京を始めとした大都市圏での運用なので、非対応地域の人は該当地域の救急相談センターの番号にかけてもらうことになります。
私は東京に住んでいるのでその前提で記述すると、#7119にかけると東京消防庁救急相談センターに繋がります。
急な病気やケガをした場合に、「救急車を呼んだほうがいいのかな?」、「今すぐ病院に行ったほうがいいのかな?」など迷った際の相談窓口として24時間開設されており、以下の相談ができます。
・1:医療機関を探す
・2:救急相談
電話すると、医療機関を探すなら1、救急相談なら2を押してという自動音声ガイダンスが流れます。 医療機関を探すというのは、要はどの病院に行けばいいの?ということです。
今回自分の場合は、2の救急相談です。
症状と現状を説明したところ、救急車を呼んだ方が良いということだったので、要請してもらいました。
既往症があるので、事前にどんな薬を飲んでいるか?は何度も確認されました。
通院している方はお薬手帳を用意しておきましょう。なければ薬の一覧表、あるいは薬本体でも良いです。
【in 救急車】
救急隊の方々が自宅に到着し、救急車へ。
症状、状態、既往症等の質問や、血圧、体温、瞳孔の何かなどを確認し、病院へ。
救急隊の方はとても優しく気を遣って頂きました。感謝です。
病院帰りのタクシーで気付きましたが救急車の方が揺れが少なかったですね。
【病院】
どこの病院に搬送されたのかも分からないまま検査開始です。
素人判断ですが、手足の痺れ、呂律、反応など神経系の病気はないか?という点について慎重に診察していたのかなと思います。
レントゲン撮ったり色々やって、神経ではなく筋肉ですね。という判断が下されて、カラー(首のギプス)と薬を処方してもらいました。
神経に電気ショック当てたような激痛なので筋肉と言われたのは意外でしたが、あくまで原因が筋肉ってだけなのでそれと痛みの質は別問題なのですね。
レントゲンの結果、ストレートネックになっていると指摘されました。姿勢の悪さと職業柄が相まって、下を向く動作が多いのが原因らしいです。ディスプレイの高さを上げるなどの対策をしないとダメなようです。
薬は、痛み止め、痛み止めの副作用を緩和するための胃薬、筋肉の緊張を解く薬、湿布です。
ところで、レントゲン撮ると機械がブルブル震えてそれが首に響いて痛いんですけどあれってどうにかならんのです?
【帰宅】
Google Mapで自分がどこの病院にいるのか確認し、タクシー呼んで帰宅。
タクシーの揺れが首に響いてかなりしんどかったです。
【帰宅後】
首固定+痛み止めのお陰でドロヌーバから進化して人の生活をしています。
心情的には救急車を呼んでしまうハメになってしまったのは残念ですが、実際問題としてそれ以外の手はなかったので救急相談センター、救急隊員、病院の関係各位に感謝。