元々は1/31に行く予定でしたが、雪のため翌週、翌々週へと延期をし、結局バレンの日に決行することになりました。
木版画刷らない。
■陣馬山~高尾山縦走
公式によると、
・陣馬山頂~高尾山頂の移動時間(6H)、距離(16.9km)
とのことですが、自分はまだ山頂まで/山頂からのワープ技術を習得していないため、
上記に加え陣馬山頂まで/高尾山頂からの移動距離と時間が加算されます。
■ルート
・藤野駅 陣馬山登山口~高尾山口駅
(藤野駅 → 陣馬山(一の尾根コース) → 堂所山 → 景信山 → 小仏城山 → 高尾山(稲荷山コース) → 高尾山口駅)
メジャーな陣馬高原下からのルートはバスの時間がネックなので時間を気にせず電車で行けるルートを選びました。
ちなみに堂所山は「どうどころやま」と読むようです。
■各山について
・陣馬山 :標高854.8m。ここらへんで一番背が高い。種族は馬、性別は♂。
・堂所山 :標高731.0m。山頂までの斜面がキツくてほとんどの人がスルーする山。影が薄い。
・景信山 :標高727.1m。ここで昼食を取る人が多い。歌がうまいかもしれない。
・小仏城山:標高670.3m。険しいお顔の天狗モニュメント。
・高尾山 :標高599m。タカーオ
■藤野駅~陣馬山頂
藤野駅で降り、陣馬山登山口までの2.5kmを歩き、登山口まで来たら一の尾根コースを進み山頂まで登ります。
一の尾根コースは他のルートに比べ緩やかとのことです。
個人的には登り続けでキツかったです。
■陣馬山頂~景信山
特に朝方は山道が凍結している箇所があるので、軽アイゼンが必要です。
自分が使用したのはモンベルのスノースパイク6ですが、その効果は絶大でした。
氷をざっくり破壊王してくれるので、凍結路に神経を使った歩き方をしなくて済むので道中の疲れも減ります。
また、滑って転んでいる方を数名見かけたので単純に軽アイゼン無しでは危険だと思います。
かと思うと、気温が高くなってくると登山道がぬかるみ、ドロドロのグッチャグチャになっていたりもします。
多少泥が撥ねるとかいうレベルではなく、泥で5cmくらい沈むような場所が多くなってきます。
泥の上で明らかに誰かが転んだ痕にはアーメンを禁じ得ないです。
自分自身泥で滑って転びそうになることが何度かありましたが幸いにもトレッキングポールが転ばぬ先の杖代わりとなり事なきを得ました。
景信山に行く途中、堂所山に行くルートがありますが、これ通れるの?ってくらい急勾配で大抵の人は登らないようです。
同行者も当然行きたくないということでしたが、折角なので自分だけでも行ってみることにしました。
すぐに戻ってこれるのでザックを預けて身軽になり急勾配を登りました。中々のしんどさです。
しかし、堂所山の山頂には山頂標識とベンチがあるだけで、景色も木で遮られている箇所が多く
なんとなく来た甲斐がないなぁというのが正直なところでした。
そんなこんなで、昼前に景信山の山頂に到着するも足元はドログチャ。
泥で滑るし靴は重くなるし、沈むし泥水溜まりがあちこちにあるしでとにかく歩きづらい!
そんな中、景信山の店でなめこうどん、酒まんじゅう、野菜まんじゅうを食べました。
周りを見るとバーナーでカップ麺作ってる人が多かったように思います。
■景信山~高尾山頂
景信山以降は凍結箇所はほとんどなく、ずっと泥道でした。
この頃には膝関節に痛みが出始めたことや疲労の蓄積、さらに泥の悪路に階段としんどい場面が続きます。
途中の小仏城山では、天狗モニュメントがあったり、薪割りをしていたり、
団体客ガイドの人がしおり見ろ!って声を張り上げていたりと様々な感じでした。
ここでは2万年振りに甘酒を飲みましたが旨かった。
まき道通ったら小仏城山に行かないルートになってしまい引き返したことは内緒。
■高尾山頂からの下山
前回の高尾山では6号路登り、4号路下りだったので、今回は別ルートの稲荷山コースで行くことを決めていました。
が、膝を痛めてさらに立っていると生まれたての小鹿ばりにガクガク震える状態で階段だらけの稲荷山コースを下ったのは失敗でした。
膝への負担が大きくかばいながら、休みながらの移動となり、結局通常80分のところ90分かかってしまいました。
高尾山頂から下山を開始したときは15時半前だったので日が沈む前に駅に着くかどうか若干不安がありましたが間に合って良かった。
■下山後
高尾山口駅横の洗い場で靴の泥と軽アイゼンの泥を落とし、高尾駅まで移動し煉瓦屋で飯食って帰宅。
飯を食い終わった後は足が固まって痛みとともにうまく動かなくて歩くだけで四苦八苦でした。駅ホームへの階段は最後の試練でした。
■実際の所要時間
藤野駅出発から高尾山口駅到着までのトータル9.5Hでした。
他の方のGPS記録によると、トータル距離は22kmあったようです。
ちなみに、陣馬山頂~高尾山頂までは休憩込みで6Hでした。
■縦走を終えて
道中は膝と足の親指とザックを支えている腰骨の部分が痛く非常にしんどいものとなってしまいましたが、トレッキングポールや軽アイゼンを初めて使用しましたし、膝の痛みなどの問題点を身を以って知ることができたので、良い経験になったと思います。
・膝が弱いのは昔からなのでランニング時と同じようにサポータを付けるようにして対策をしたい。
・足の指が痛くなるのは靴ひもの締め方が緩く靴の中で足がズレることが原因と思われる。
陣馬山頂で紐を結び直そうと思ってたのに忘れてしまった体たらく。
・腰が痛くなるのは…どうすれば良いのだろう。何気に下山後には肩にも同様の痛みがあったけど、重量を減らすしかないのだろうけど…。。
今回であれば、いくつか忘れ物をした状態でザックの総重量が6kgあったのでこれ以上モノを減らすのは難しいかもしれない。
むしろ、2014年で10kg体重が増えてしまっているため、それを戻すことで膝への負担軽減を考えた方が効率的な気も。